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消防団本部の1年

消防団出初式(1月)

 出初式は、明暦の大火の2年後の万治2年(1659年)1月4日に上野東照宮の前で、将軍(徳川家綱)や老中も参加し、4人の火消役の指揮の下に定火消4人組が「出始めの儀」を行ったことを起源に恒例行事となったといわれています。その後、明治初期から昭和にかけ各地方でも行われ、消防人の士気を高め、火災予防の普及・啓発を計る行事として普及したそうです。

出初式の写真1
消防団旗の下、約1,000名の消防団員が集まります。

出初式の写真2
 

出初式の写真3

指揮車両を先頭に約75台の「消防ポンプ車」が行進を行います。 

出初式の写真4
 

出初式の写真5

消防ポンプ27台による一斉放水はすごい迫力です。今年は合併10周年を記念して「紀の川ブルー」
の扇型噴水3基に25本の白いアーチ(一斉放水)がかかり、年頭の出初を祝いました。

出初式の写真6

 平成30年出初式では、Googleマップを活用した警防地図「紀の川市消防水利マップ」を制作した、那賀方面隊 田口団員、岡団員に、市長から感謝状が贈呈されました。このマップによりスマートフォンやタブレットを携帯していれば、いつでも…どこでも消防水利を確認できるようになりました。

紀の川市消防水利マップへのリンク画像

田口団員、岡団員が制作した「紀の川市消防水利マップ」(画像をクリック!!)

消防団本部視察研修(1月~2月頃)

 消防団本部では、平成27年度から県外で先進的な取り組みをしている消防団体や、県内にはない防災施設、また消防資機材制作メーカーなどに伺い本部役員(副方面隊長以上)の知識を深める研修を行っています。

 平成27年度は、兵庫県広域防災センター(兵庫県消防学校)と、福知山市消防本部(京都府)に伺いました。

 兵庫県広域防災センター(兵庫県消防学校)は、阪神淡路大震災を教訓に建設され、設備や広さも全国に類を見ない素晴らしい施設です。各種団体の広域連携訓練なども行われるほか、有事の際は各種支援部隊のキャンプ地として使用されます。普段は消防学校や総合運動公園として使用されていますが陸上競技場スタンド下には大量の食料や資機材等が備蓄されていました。

消防団本部視察研修の写真1

迷路になった部屋で「煙体験」を行う本部役員(この煙は水蒸気です!!)

消防団本部視察研修の写真2

三木総合防災公園競技場の観客席の下にはすごい数の備蓄物資が!! 有事の際は全国に送られるそうです!!

 翌日は、福知山市消防本部(京都府)に伺いました。福知山市は平成26年8月豪雨により由良川が支川の氾濫により、市内平野部の大部分が冠水しするという被害を受けられました。毎年台風接近による内水氾濫で出動を余儀なくされている紀の川市消防団としては、今後の活動をよりスムーズに行うため、さらに大きな災害を経験された消防機関に研修に伺いました。

消防団本部視察研修の写真3

消防団本部視察研修の写真4

福知山市消防本部で当時の対応や、その後の取り組みを勉強しました。

消防団本部視察研修の写真5

消防本部防災センターを見学させていただき、浸水時にドアにかかる水圧の体験なども体験させていただきました。

 平成28年度は、唯一関西に拠点工場を構える消防ポンプ車製造メーカーの、株式会社モリタさんに工場見学に行きました。なんと全国の消防自動車の約50%をこの工場で作っているらしい…、ポンプ車だけでも約700台も作っているんだって…。工場内部の消防車は全国の消防本部や消防団にこれから納車される大切な商品なので撮影はできませんでしたが、ミニカーにもなっているコンセプトカーと橋本市から里帰りした昔の可搬消防ポンプがお出迎えしてくれました。

消防団本部視察研修の写真6

消防団本部視察研修の写真7

林野火災用消防車 コンセプトカー

 平成29年度は、松山市消防局(愛媛県松山市)に伺いました。松山市消防局に本部を置く『松山市消防団』は全国でもトップクラスの取り組みをされています。「全国初」「全国一」の制度を数多く運用されているのが非常に素晴らしい!! その中でも特に珍しかったのが色々な種類の「機能別消防団員」を特色に応じて採用していることです。災害時に情報収集を行う「郵政消防団員(ファイヤーポストマンチーム)」、避難所運営や応急救護を主に行う「大学生消防団員(大学生サポーター)」、昼間に団員の少ない地域では、地域の自動車整備工場メカニック、スーパーマーケット事務員に勤務し勤務時間だけ出動する「事業所消防団員」、また昼間男手が少ない島しょ部では、女性が消火活動を行う「島しょ部女性消防団員(アイランド・ファイヤー・レディース)」など理にかなった機能別消防団員さんが活動をされていました。

 そのほかにも、「まつやま だん団プロジェクト」と称し消防団員支援事業を実施されており、鉄道で使用できるICカード機能を持った消防団員証の採用、またそのカードを提示すれば市内約300事業所で消防団員だけが特別サービスを受けられる制度や、消防器具庫のシャッターデザインに地域住民の絵画を採用したシャッターラッピング事業など、非常に難しい取り組みを…あまりお金をかけず…何年も前から運用されていることに驚きました。

消防団本部視察研修の写真7

消防団本部視察研修の写真8

消防団事務局の藤井さんから「松山市消防団」の取り組みを教わりました。

消防団本部視察研修の写真9

消防団本部視察研修の写真10

消防局から徒歩で「シャッターラッピング」の見学に行きました!!

とてもかわいくて親しみある作品で、紀の川市でも是非やってみたいです

消防操法訓練開始式(1月)

 和歌山県消防操法大会は2年に1度(偶数年に)開催され、県内14の地域から「ポンプ操法の部」「小型ポンプ操法の部」にそれぞれ1チームがエントリーされます。今回の大会から実際に放水を行う実放水大会に切り替わります。平成30年度那賀地方からは「ポンプ車操法の部」に那賀方面隊、「小型ポンプ操法の部」に貴志川方面隊が出場します。

 那賀方面隊ポンプ車操法選手は各分団から2名ずつ選出された精鋭チーム、貴志川方面隊小型ポンプ操法選手は第2分団(東貴志分団)第4分団(丸栖分団)から8名が選出され、気心知れたメンバーでチームを構成しました。

消防操法訓練開始式の写真1

消防操法訓練開始式の写真2

どの選手も実際にするのは初めての消防ポンプ操法です。まずはやり方から説明します。

消防操法訓練開始式の写真3

消防団長、那賀・貴志川方面隊長も「やるからには優勝を目指しましょう!!」と選手たちを激励します。

消防操法訓練(2月~7月)

夜間訓練/日中訓練

 那賀スポーツレクリエーションセンターさまのご協力により、打田方面隊・桃山方面隊合同の夜間訓練が行われました。体がこわばる寒い時期から訓練を開始していますが、週を重なるにつれだんだん暖かくなり、選手たちの汗の量も増えてきます。選手たちは、仕事が終わってから集合し、寒さにも暑さにも負けす全力疾走します。終盤は大会の暑さに慣れるためにあえて炎天下で日中訓練も行います。

消防操法訓練の写真1

消防操法訓練の写真2

実放水の訓練を行う「那賀方面隊」の選手たち

消防操法訓練の写真3

消防操法用可搬消防ポンプを操作する貴志川方面隊選手!!

訓練では、方面隊長はじめ幹部団員、また、全団員が交代で選手たちをサポートします。

消防操法訓練の写真4

(平成28年度)肉離れをおこす選手、熱中症になる選手もいましたが、キャプテン・副キャプテンがチームを引っ張ります。

消防操法訓練の写真5

消防操法訓練の写真6

(平成28年度)本部役員、打田・桃山方面隊の団員も選手たちを全力でサポートします。

雨天訓練

 5か月間訓練をすれば、訓練日に雨が降ることもあります。雨が降っても訓練は行います。グラウンド同の訓練とまではいきませんが、動作の確認や器具の取り扱いを中心に取り組みます。

消防操法訓練の写真7

(平成28年度)打田方面隊訓練会場(照明設備も使用させていただきました)

消防操法訓練の写真8

(平成28年度)桃山方面隊雨天訓練場(少しでも広く使えるよう荷物も動かしてくれました)

幹部辞令交付式と幹部訓練(4月または8月)

 紀の川市消防団幹部の任期は2年です。留任・新任の幹部には消防団長から辞令が交付されます。副分団長以上の幹部団員は4月に訓練を行い、消防団幹部に必要な規律、機関操作、中継送水等を学び、団員の指導する能力を修得します。

 幹部辞令交付式の写真

団長から代表受領者(副団長、各方面隊長)に辞令が交付されます。
2年間よろしくお願いします!!

幹部訓練の写真1

幹部訓練の写真2

まずは「規律礼式訓練」 消防組合職員の皆さまにご指導いただきます。

幹部訓練の写真3

 幹部団員は、機関(ポンプ)操作を行いませんが、団員指導のためポンプの取扱いについても勉強します。

幹部訓練の写真4

幹部訓練の写真5

平成27年度は可搬消防ポンプ製造メーカーから講師をお招きし、
消防ポンプの仕組みについての講義と中継送水訓練を行いました。

幹部訓練の写真6

幹部訓練の写真7

幹部訓練の写真8

平成29年度は、和歌山県消防学校:辻井教官ををお招きし「消防訓練礼式」と「KYT」

危険予知トレーニング(図上訓練)を行いました。本団初の図上訓練です。

新入団員辞令交付および新入団員訓練(4月)

 春は消防団員にとっても「別れ」と「出会い」の季節です。長い間消防団員として地域の安心・安全を守っていただいた先輩方に代わり、毎年約70名の新入団員が入団してきます。

 4月は新入団員を集め「辞令交付/新入団員訓練」を行います。消防団長から各方面隊代表受領者(一番若い団員)に辞令が交付された後、消防団員として直ちに出動できるよう「消防団に関する知識」「消防団としての規律」「消防器具の取扱い」「放水」を学びます。はじめての訓練なので少し緊張していますが安全に出動するため、那賀消防組合署員の指導のもと真剣に取り組みます。

新入団員辞令交付の写真

消防団長から辞令が交付されます。 市民の安心・安全のためがんばってください!!

新入団員訓練の写真1

消防団事務局から「消防団員の手引き」の説明があり、消防団員の身分・活動についての知識を身につけます。

新入団員訓練の写真2
指揮者の号令のもと「規律・礼式訓練」に取り組みます。

新入団員訓練の写真3
ホース延長、管槍の結合方法を学んでいます。
簡単そうに見えますが、なかなか難しいんですよ…

新入団員訓練の写真4
はじめての放水訓練!! 想像していたよりもすごい水圧です。ノズル操作も教えてもらいます。

消防団救命講習会(前期6月・後期2月)

 消防団本部では、消防団員が、緊急時や災害時に救急・救命の手助けができるように、年2回講習会を行っています。
那賀消防組合の指導により「普通救命講習」を受講し、ケガの応急処置や心肺蘇生法(人工呼吸・心臓マッサージ)そして「AEDの使用方法」などを習得します。1度修得した団員も2~3年に一度は再受講し知識を深めています。

消防団救命講習会の写真
順番に心肺蘇生法をを体験します。人形が相手でも難しくて緊張します。

AED(自動対外式除細動器)は、市内の主に公共施設や金融機関などに設置されていますがいちばん重要なのは「胸骨圧迫法(心臓マッサージ)です!!

県消防ポンプ操法大会出場選手激励会(7月)

 激励会では長期間にわたり訓練を重ねてきた選抜選手たちが操法を披露します。多くの来賓の皆さまから激励の言葉をかけていただき、大会に向けますます熱が入ります。

  • 平成24年度(第24回大会) 小型ポンプ操法の部:『那賀方面隊』、「ポンプ車操法の部」:『貴志川方面隊』
  • 平成26年度(第25回大会) 小型ポンプ操法の部:『岩出市消防団』、「ポンプ車操法の部」:『粉河方面隊』
  • 平成28年度(第26回大会) 小型ポンプ操法の部:『桃山方面隊』、「ポンプ車操法の部」:『打田方面隊』

県消防ポンプ操法大会出場選手激励会の写真1
激励を受け、身も引き締まる選手たち。大会まであとわずか緊張も高まります。

県消防ポンプ操法大会出場選手激励会の写真2
日頃の訓練の成果を披露する選手たち。
(写真は平成24年小型ポンプ操法披露する「那賀方面隊選手」)

県消防ポンプ操法大会出場選手激励会の写真3
平成24年 ポンプ車操法を披露する「貴志川方面隊選手」

県消防ポンプ操法大会出場選手激励会の写真4

平成26年 ポンプ車操法を披露する「粉河方面隊選手」しんどーい!!

県消防ポンプ操法大会出場選手激励会の写真5

平成28年 ポンプ車操法を披露する「打田方面隊選手」最高の仕上がりです!!

県消防ポンプ操法大会出場選手激励会の写真6

平成28年 小型ポンプ操法を披露する「桃山方面隊選手」!! 歴代最速のタイムです!!

県消防ポンプ操法大会出場選手激励会の写真7

キャプテン、副キャプテンが市長に決意表明を行います。

和歌山県消防操法大会(7月)

 ついに大会の日がやってきました。平成24年に開催された第24回大会は、県内各地から多くの消防団員が「打田若もの広場」に集まり、日ごろの練習の成果を発揮します。今回は、那賀地方で開催されたため、紀の川市、岩出市の消防団員が大会運営にも協力しました。

県消防ポンプ操法大会出の写真1
まずはじめに、審査員が使用する機材(ホースなど)の検査を行います。

県消防ポンプ操法大会出の写真2
消防団長を先頭に入場する県内各消防団の選手たちです。

県消防ポンプ操法大会出の写真3
本番!! まずはポンプ車操法!!貴志川方面隊チームです!!
ホースを担げ全力でグラウンドを駆け回ります。

県消防ポンプ操法大会出の写真4
つづいては小型ポンプ操法!! 那賀方面隊チームです!!
優勝めざし全力疾走!!出せる力をすべて出し切りました。

 平成26年に開催された第25回大会は、「田辺市立大塔中学校」で開催されました。平成26年度で一番暑い日です。岩出市消防団とともに那賀地方アベック優勝を目指してがんばりました。

県消防ポンプ操法大会出の写真5

団旗を先頭に入場する那賀地方選手団

県消防ポンプ操法大会出の写真6

乗車直前!! 緊張も最高潮の選手たち。

県消防ポンプ操法大会出の写真7

いけー!! 応援にも熱が入ります!!

県消防ポンプ操法大会出の写真8

今までで最高の競技でした!! ほんとうにお疲れ様。

 平成28年に開催された第26回大会は、「和歌山市せせらぎ公園」で開催されました。平成28年度で一番暑い日です。ともに訓練を重ねた打田方面隊と桃山方面隊、アベック優勝を目指してがんばります。

県消防ポンプ操法大会出の写真9

打田方面隊、桃山方面隊、仲良く並んで入場!! 緊張がで行進の足が合いません。

県消防ポンプ操法大会出の写真10

ついに…「小型ポンプ操法」桃山方面隊選手の順番が回ってきました。筒先員交代!!

県消防ポンプ操法大会出の写真11

なんとか成功したかな…選手たちはちょっと納得がいかないようです。

県消防ポンプ操法大会出の写真12

続いて大会のとりを務めるのは、「ポンプ車操法」打田方面隊選手の順番です。

県消防ポンプ操法大会出の写真13

ばっちり決まった!!…日ごろの成果を出し切れたようです。

県消防ポンプ操法大会出の写真14

いっしょに頑張った「打田方面隊」「桃山方面隊」の選手たち。同窓会を発足しました!!

入賞は逃したものの、全力を出し切った選手たちはすがすがしい表情をしていました。
選手たちの長く…暑い…夏が終わりました…

市民まつり煙火警備(8月)

 紀の川市消防団では、打田方面隊と桃山方面隊が中心となって、市民まつりの花火の警備を行います。事前に水源を確認し、花火の火の粉が草むらに落ちてこないか1発上がるたびに確認します。特等席で花火を見ることができますが、連発の時は大変です。

市民まつり煙火警備の写真

市民まつりの沢山打ちあがった花火の写真

こんな時は火の粉を確認するのがすごく大変!!

紀の川市防災総合訓練(11月)

 防災総合訓練は桃山グラウンド(井阪橋下河川敷)で開催されます。
 第6回から「自主防災組織」や「婦人防火クラブ」など地域の皆さまが参加、体験できるより実践的な訓練にリニューアルされ、消防団も全方面隊が出動し、「水防工法訓練」や「避難誘導訓練」などの自分たちの訓練はもちろんのこと、参加者に「放水訓練」の指導も行いました。地域の方々とコミュニケーションを深め、消防団活動を理解していただくいい機会となりました。

紀の川市防災総合訓練の写真1
朝早くから多くの市民の皆さまが集まり訓練が始まります。

紀の川市防災総合訓練の写真2

ジャッキを使った「救出・救助」の方法を市民にアドバイスする消防団員。

紀の川市防災総合訓練の写真3
水害に備え、土のうの作り方や水防工法の訓練にも取り組んでいます。
(写真は婦人防火クラブ員に「土のう」づくりを教える消防団員)

紀の川市防災総合訓練の写真4

放水訓練では、消防団員が主体となり、自主防災組織役員や一般参加者の方に
「放水姿勢」や「消火栓の使い方」を訓練してもらいました。

紀の川市防災総合訓練の写真5

『未来の消防団員』に消火器の使い方を教える消防団員。

紀の川市防災総合訓練の写真6

市民とと災害用仮設トイレを組み立てる消防団員。災害時は地域との連携が重要です。

紀の川市防災総合訓練の写真7

「緊急地震速報対応行動訓練(シェイクアウト訓練)」ほとんどの参加者が積極的に体験してくれました。

 県消防ポンプ操法大会出場選手には、大会終了後にもうひとつ重要な任務があります。それは訓練参加者の前で操法を披露し、総防弾活動を市民にPRすることです。

紀の川市防災総合訓練の写真8

開会式でポンプ車操法を披露する「打田方面隊選手」

紀の川市防災総合訓練の写真9

閉会式で小型ポンプ操法を披露する「桃山方面隊選手」

 普段市民の皆さまの目に触れることのない「消防ポンプ操法」です。アナウンサーが選手たちの行動に説明を加えながら行いました。

紀の川市防災総合訓練の写真10

和歌山県消防学校 消防団特別教育「自然災害対応教育」受講(12月)

 平成29年度から、県消防学校に新設された消防団特別教育「自然災害対応教育」を副方面隊長以上で受講しました。台風21号で甚大な被害が発生した紀の川市。市民の安全・安心を守る消防団として必要な訓練です。難しい講義、過酷な講義もありましたが、県内各消防団の皆さんと一緒に大変良い勉強ができました。

和歌山県消防学校の消防団特別教育である自然災害対応教育を受講する消防団幹部の写真1

座学:消防団装備・訓練充実事業紹介

和歌山県消防学校の消防団特別教育である自然災害対応教育を受講する消防団幹部の写真2

実技:土砂埋没救助訓練

和歌山県消防学校の消防団特別教育である自然災害対応教育を受講する消防団幹部の写真3

実技:倒壊メカニズム/簡易ショア補強等

和歌山県消防学校の消防団特別教育である自然災害対応教育を受講する消防団幹部の写真4

実技:重量物の持ち上げ

和歌山県消防学校の消防団特別教育である自然災害対応教育を受講する消防団幹部の写真5

和歌山県消防学校の消防団特別教育である自然災害対応教育を受講する消防団幹部の写真6

実技:水災害活動訓練

年末火災特別警戒巡察(12月)

 消防団では、例年12月26日~12月31日にかけ「年末火災特別警戒」を行っています。年末火災特別警戒は、出初式と並び、長年続く消防団の最重要活動の一つです。
 12月28日の「巡察」では、市長、消防委員ほかたくさんの方が各地区の消防団を激励してくださいます。
 巡察の後は、各地域の詰所で火災予防広報、火災警戒を行います。市民の皆さまが安心して新年を迎える事ができるよう消防団はがんばります。

年末火災特別警戒巡察の写真
市長から激励を受ける消防団幹部(写真は「粉河方面隊巡察」の模様)

【地域の皆さまにお願い】

 近頃、風の強い日や乾燥した日にたき火を行ったり、消火を確認せずにその場を離れるといった不注意による火災が多く発生しています。火は思いがけない速さで燃え広がることがありますので、火の始末には十分注意してください。また、万が一火災が発生したときは直ちに「119番通報」を行ってください。ご協力をお願いします。

  • 火災はあなたの「財産」だけでなく「思い出」も燃やしてしまいます。

有事の活動(風水害対応)

 近年、近年、日本列島では平成27年度の「関東・東北豪雨」による鬼怒川決壊、平成26年度の広島市土砂災害、御嶽山の噴火など、各地で未曾有の大災害が発生しています。
 気象庁によると、このような気象状況は「局地化」「集中化」「激甚化」の傾向で、今後一世紀続くとも言われており、紀の川市内においても今まで数十年に一度起こっていたような浸水被害が、桃山地域、貴志川地域で毎年のように発生しています。
 火災時の消火活動だけでなく、風水害時の「避難誘導」「排水活動」「水防活動」も消防団の重要な活動のひとつです。

貴志川町丸栖地区で排水作業を行う消防団員の写真1

貴志川町丸栖地区で排水作業を行う消防団員の写真2

貴志川(丸栖地区)

 貴志川の増水により丸栖排水樋門を全閉すると、貴志川丸栖地区の約40ヘクタールが浸水します。浸水エリアには緊急指定病院もあり、消防団による排水作業が行われました。平成27年台風11号にともなう豪雨の時には、貴志川方面隊、那賀方面隊、粉河方面隊の消防ポンプ積載車合計36台と和歌山県排水ポンプ車1台が出動し、貴志川方面隊長が現場指揮を取り排水作業を行いました。

貴志川町丸栖地区で排水作業を行う消防団員の写真3

桃山(調月中部地区)

 貴志川の増水により宮前第一樋門・宮前第二樋門を全閉すると、調月中部地区から貴志川北地区の約30ヘクタールが浸水します。浸水エリアには住宅も多くあり、消防団による土のう積みや排水作業が行われました。平成27年台風11号にともなう豪雨の時には、桃山方面隊、消防ポンプ積載車合計10台と紀の川市排水ポンプ車1台、国土交通省排水ポンプ車1台が出動し、桃山方面隊長と紀の川市排水ポンプ隊長が連携して指揮を取り排水作業を行いました。

桃山町調月中部地区で排水作業を行う写真1

桃山町調月中部地区で排水作業を行う写真2

桃山(市場・調月北部地区)

 貴志川の増水により前川樋門・北島樋門・北島第二樋門を全閉すると、市場地区から調月北部地区の約15ヘクタールが浸水します。浸水エリアには公共施設や工場も多くあり、消防団による排水作業が行われました。平成27年台風11号にともなう豪雨の時には、桃山方面隊、打田方面隊、貴志川方面隊の消防ポンプ積載車合計20台と那賀消防組合消防ポンプ車2台、紀の川市排水ポンプ車1台、リースポンプ1台が出動し、打田方面隊長と紀の川市排水ポンプ隊長が連携して指揮を取り排水作業を行いました。

 桃山町市場・調月北部地区で排水作業を行う消防団の写真1

桃山町市場・調月北部地区で排水作業を行う消防団の写真2

このページに関するお問合せ先
紀の川市 危機管理消防課 消防対策班 TEL 0736-77-1300
最終更新日:2019922