日本遺産 「葛城修験」-里人とともに守り伝える修験道はじまりの地
令和2年6月19日、「葛城修験」- 里人とともに守り伝える修験道はじまりの地が、文化庁の「日本遺産(Japan Heritage)」に認定されました。
古来から山には神が宿るとされ、人々は山を恐れ敬ってきました。修験道は、その山に籠り修行を行い験力を得るというもので山岳信仰と仏教が融合してできた日本特有の宗教です。和歌山市加太の友ヶ島を起点とし和泉山脈から葛城山系の山中には役行者が開いたという葛城二十八宿の行場があり、そこには法華経を埋納したとされる経塚があります。山中には、その他にも行場が設けられ、一帯は葛城修験の信仰の場として今日も大切に守られています。
紀の川市内には、倉谷山にある薬草喩品(第5経塚)、志野峠の授記品(第6経塚)、中津川の化城喩品(第7経塚)、和泉葛城山頂付近にある授学無学人記品(第9経塚)があります。中津川行者堂は、本山修験宗(聖護院)では、葛城灌頂という特別な修行を行う重要な行場とされています。
日本遺産「葛城修験」公開講座のお知らせ
葛城修験について広く知ってもらうため、紀の川流域の4市町合同(岩出市・紀の川市・かつらぎ町・橋本市)で公開講座を実施します。
日時
令和5年1月28日(土) 午後1時30分~午後3時45分(開場午後0時30分)
場所
旧和歌山県議会議事堂(一乗閣)
和歌山県岩出市根来2347-22
電話 0736-61-1160
講師
- 宮城 泰年 氏 (本山修験宗管長、聖護院門跡門主)
- 宮本 佳典 氏 (郷土史家)
定員
100名(往復はがきで申し込み。応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。)
※申し込み方法等詳しくはチラシをご覧ください。
問い合わせ
- 橋本市教育委員会生涯学習課 電話0736-33-3704(申し込みについて)
- 紀の川市教育委員会 生涯学習課 電話 0736-79-3907