大学誘致に向けた取組について
大学誘致の目的
本市では農業産出額の約7割を果樹が占めるなど、長年にわたり全国的にも有数の果樹生産量を誇ってきたところですが、近年、農業従事者の高齢化や担い手不足が深刻化し、将来にわたり市の農業を支えることができる人材の育成・確保が喫緊の課題となっています。また、大学進学等を機に若者が県外へと流出するケースが多く、地域の活力を維持するためにも、地元で学び、働くことができる環境づくりが求められている状況です。
そうした状況を踏まえ、若者の流出抑制・流入促進を図るとともに、市の農業における課題解決・発展につながる人材の確保や技術の開発・導入などを目的として、市内に新たな大学などの高等教育機関の誘致を進めています。
基礎調査業務
アンケート調査
調査対象者 | 調査期間 | 回答結果 | |
---|---|---|---|
農業者向けアンケート | 市内の認定農業者及び新規認定就農者 294件 | 2023年9月1日(発送)~9月20日 | 回答率57%(169件) |
食品関連企業向けアンケート | 市内に拠点を置く食品関連企業 18件 | 2023年10月6日(発送)~10月20日 | 回答率28%(5件) |
インタビュー調査
アンケート結果をさらに深堀りするために、アンケートにご回答いただいた農業者の中から、新たな取組に意欲的な方と、市内食品関連企業にインタビューを実施しました。
紀の川市の農業分野における課題
アンケートやインタビューの結果を踏まえ、紀の川市の農業分野における課題と、その解決の方向性について整理を行いました。
大学誘致の方向性
今後は、教育機関との関係づくりや農業課題の解決に向けた研究者や研究室と連携を進め、将来的な大学誘致に繋げます。
現在の取組内容(令和7年度)
令和7年度は、大学との関係を強化するとともに、地域における農学部誘致のメリットを理解してもらう機会づくりを行います。
1.サテライト講義の開催
【実施方針】
紀の川市の農業分野における課題に関係する研究を行っている教授を市内に招聘し、生産者や関係機関を対象とした学びの場づくり(サテライト講義)を実施します。
【第1回サテライト講義開催概要】
1.日程 |
令和7年10月末頃を予定 |
2.テーマ及び講師 |
現在調整中 |
3.対象者 |
現在調整中 |
【第2回サテライト講義開催概要】
1.日程 | 令和8年2月頃を予定 |
2.テーマ及び講師 | 現在調整中 |
3.対象者 | 現在調整中 |
※情報が更新されましたら改めてお知らせいたします。
2.学生活動の呼び込み
【実施方針】
本市をフィールドとして、市内農家が抱える課題に対して学生が解決につながる提案等を実施する「課題解決型インターンシップ」と、市内農家の作業等を手助けする「援農型インターンシップ」を実施し、研究室や学生の活動を呼び込みます。
【課題解決型インターンシップ】
本プログラムは、大学生を対象とした2泊3日の実践型フィールドワークです。本市の農家が提示する「訪日観光客受け入れ戦略」をテーマに、地域資源や農業の現場視察、生産者インタビュー、先行事例調査を通して、観光と農業を融合させた新たな地域づくりを考えるプロジェクトです。
1.日時 | 令和7年9月1日(月)~3日(水) |
2.対象 |
大学生全学年(院生含む)。地域活性化、農業に興味のある方 |
3.定員 | 6名(3名×2チーム) |
4.プログラムの詳細 |
別添チラシまたは下記URLからご確認ください |
【援農型インターンシップ】
本プログラムは、農業や地域課題に関心のある大学生を対象にした1泊2日の体験型イベントです。参加者は柿やイチゴ、レモンなどの果樹栽培を行う先進的な若手農家のもとで、農作業や耕作放棄地の開墾などに取り組みます。
1.日時 | 令和7年9月4日(木)~5日(金) |
2.対象 | 大学生全学年(院生含む)。地域活性化、農業に興味のある方 |
3.定員 | 6名(3名×2コース) |
4.プログラムの詳細 |
別添チラシまたは下記URLからご確認ください |
3.研究活動の誘致
【実施方針】
本市の農業課題に関係する大学(研究者)の研究活動を呼び込み、市内生産者に協力をいただきながら、最先端の技術の実証を行っています。
【実施状況】
現在2大学と実証試験を展開中。
このページに関するお問合せ先
紀の川市 企画部 企画経営課 企画経営班 TEL 0736-77-2511
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