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紀の川はっさくプロジェクト

紀の川市は八朔生産量日本一!

もともと広島県因島で発見された八朔。昭和40年頃から水田の転換作物として旧粉河町エリアを中心に栽培が盛んになりました。次の表(農林水産省 令和3年特産果樹生産動態調査)は全国の八朔の栽培状況ですが、紀の川市で栽培される八朔は県内の約57%を占めます。

都道府県名 栽培面積 収穫量 出荷量
1位 和歌山県 909.7ha 17,687.0t 15,912.0t
2位 広島県 242.7ha 4,375.3t 2,467.3t
全国合計 1,453.5ha 24,484.9t 20,396.5t

紀の川市産はっさくの美味しさの秘密!

日照時間が長く温暖な気候で栽培される紀の川市産八朔は、酸味・甘み・苦みのバランスが程よく、糖度の高い果物がもてはやされる中、玄人好みの果物として多くのファンを獲得しています。
八朔は主に11月から1月にかけて収穫しますが、紀の川市産八朔は出荷まで2か月程低温貯蔵庫で貯蔵します。なぜなら、八朔に含まれる糖質とクエン酸の含有量は収穫時をピークにゆっくりと分解が進み減少していきますが、糖質に比べてクエン酸が早く分解されますので、貯蔵することにより程よく酸味が抑えられたまろやかな味になります。
また、八朔はおいしいだけではありません。まるごと1個食べれば成人が1日に必要とするビタミンCが摂取できますし、苦味成分の「ナリンギン」は高血圧の予防、美容やダイエットに効果があるとされています。また、果皮に含まれる注目の成分「オーラプテン」は他の果物より八朔に多く含まれています。

紀の川はっさくプロジェクトとは

美味しくて健康に良い八朔の生産地である紀の川市では、八朔による地域活性化として「紀の川はっさくプロジェクト」を推進しています。
プロジェクトは、次の2つの事業から成ります。

1「紀の川はっさく」ブランド化事業

八朔がメジャーな果物としてもっと認知されるために、紀の川市産八朔を「紀の川はっさく」のネーミングでPRしています。
2022年には紀の川フルーツ観光局で商標を登録し、色々なはっさく商品に使用されています。

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2地域好循環型ビジネスモデル構築事業

規格外品や廃棄されるフルーツを汎用性が高い原材料(果汁や粉末)へ加工できる企業を誘致し、潜在的地域資源を活用した地域経済の活性化を目指しています。この事業では八朔に関する取り組みとして、次の2つの成分の活用に取り組んでいます。

八朔の果皮に多く含まれる成分『オーラプテン』

東洋大学では、約100種類以上の植物由来成分の中から、熱による血管細胞の障害を防ぐ効果が最も強い成分として「オーラプテン」の機能性を解明。熱中症の対策に有効である可能性を世界で初めて発見しました。八朔の果皮には他の果物と比較してこのオーラプテンが多く含まれていることから、熱中症対策に関する商品開発・研究を進めるプロジェクト(ハッサクプロジェクト)に紀の川市は参画しています。また、令和3年3月9日にはプロジェクトの中核である東洋大学及び株式会社和環と「地域産業創出に向けた連携協定」を締結しました。

八朔の苦み成分『ナリンギン』

はっさくの苦み成分『ナリンギン』は高血圧の予防、美容やダイエットに効果など多くの学術情報が知られています。紀の川市は、民間企業と連携しナリンギンの抽出及び商品化に取り組んでいます。

紀の川はっさくのクラフトビール「紀の川はっさくエール」

紀の川はっさくの苦味・甘味・酸味はクラフトビールと相性抜群!

発売日:令和6年2月21日(水)
価格:税込み550円/本、330ml
取扱店は下記ページをご覧ください。

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最終更新日:2024219