HOME > 危機管理消防課 消防対策班 > 紀の川市消防団 > 消防団長あいさつ

消防団長あいさつ

紀の川市消防団からご挨拶

サンプル画像

紀の川市では、平成17年11月の5町合併により、5つの消防団が任意で組織する連合消防団として活動しておりました。

しかしながら指揮系統が複雑なうえ5団を統率する役職を設置していなかったため管轄区域を跨ぐ広域活動に支障が出ていましたが、平成24年 4月 1日に1市1団22分団122部、団員定数1,407名を要する県内最大規模の新組織「紀の川市消防団」として1団に統合しました。

新団結成後、6年が経過し、団員各位の協力により、従前の連合組織に勝る相互協力、団結力、士気の高まりを感じています。近年では、全方面隊が協力し、市防災総合訓練で市民の皆さまに消火訓練や水防工法訓練などを積極的に指導したり、台風接近時には土のう積みや排水作業などの水防活動や避難誘導、救出活動を実施することが可能となりました。そのほかにも、行方不明者の捜索や消防操法訓練の選手支援に関しても全方面隊で取り組む姿勢が定着しました。

さて、昨年を振り返りますと、7月には「九州北部豪雨」、9月には全国各地に被害をもたらした「台風21号災害」など水害等による被害が多く発生し、本市においても土砂災害により1名の尊い命が失われたほか、市内全域で250棟以上の住宅が浸水するなど甚大な被害が発生しました。

中には、土石流の恐怖を背中に感じながら人命救助に当たる団員、危険な状況下に家族を残して水防活動に当たる団員、自宅や自家用車が浸水するのを目の当たりにしながらも避難誘導を優先する団員が何人もおり、その努力の結果、甚大ながらも被害を最小限に食い止めることができたことに感謝するとともに、団員全員の安全を守ることが私の使命であることを深く痛感しました。

台風21号災害で改めて感じたことは、近年、日本各地で毎年のように頻発している大災害が他人事ではないのだということです。気象変化に伴う自然災害は局地化・集中化・激甚化し、南海トラフ巨大地震、三連動地震、中央構造線による地震などの巨大地震の発生確率も年々高くなり、更には北朝鮮によるミサイル発射や各国で頻繁に発生するテロ行為など今までの常識では考えられない事態がいつどこで発生してもおかしくないということを実感しました。

平成25年12月に施行された「消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律」にも明記されているとおり、私たち消防団が中心となり「地域における総合的な防災体制の強化」に努めなければ、いつ発生してもおかしくない非常事態には対処できないのです。そのためには、平素から、自主防災組織や婦人防火クラブ、更には学校教育や社会教育等が計画する地域の訓練に指導的立場で参画し連携を深めておくことが最重要であると考えております。

また、本団では、新たな取り組みにより消防団員の確保や活動範囲の拡大も行っております。そのひとつが女性消防団員による平常時における指導活動です。現在21名の女性消防団員が「本部付け女性分団」を結成し、応急手当の指導や防火指導を行い地域住民の皆さまへの知識・技術の普及に努めています。

そのほかにも昨年10月には「学生消防団活動認証制度」、また平成30年度は「消防団協力事業所表示制度」を運用することにより団員各位が消防団活動に打ち込みやすい環境整備を進めるほか、田辺市消防団からノウハウを頂戴し「消防団強化制度」と題し、消防団員を指導する消防団員の育成に取り組んでいます。

私たち紀の川市消防団は新しい時代に対応するため試行錯誤を重ね、仕事と消防団活動を両立しながら「自分たちのまちは自分たちで守る」という郷土愛護の精神に基づいて活動しております。ご家族や職場の皆さま、市民の皆さまのご理解、ご協力により充実した活動ができておりますことに日々感謝しております。

これからも紀の川市消防団員が一丸となり「安心・安全の紀の川市」「地域防災力の充実・強化」をめざして精進していく所存ですので温かいご声援をお願いいたします。

                                              紀の川市消防団長  井  尻 智 久(いじり ともひさ)

このページに関するお問合せ先
紀の川市 危機管理消防課 消防対策班 TEL 0736-77-1300
最終更新日:2018613