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ご当地体操「紀の川歩(てくてく)体操」

歩いていける距離でフレイル予防!!

しなければならないことは、わかってる!

 年齢を重ねるにつれ、生活習慣病やフレイル、けが、認知機能の低下等さまざまな心配ごとが増え、そうならないために「何かしなければ」と、お思いの方も多いのではないでしょうか。思い立ったときに始めることができればいいのですが、「でも何をすればいいかな?」→「まぁまた考えよう(まぁまだ大丈夫だろう)」と、なってしまうことも現実。

 加えて紀の川市で調査した結果からは、「わかってはいるが遠くて行けない」や「近くで介護予防教室をしてほしい」との意見が多数寄せられました。確かに2015年度時点では、小学校区単位での事業が多く、地元に密着した事業展開が十分にできていませんでした。本市の介護予防事業の課題と今後の方向性を地域の皆さんから教えていただきました。

きっかけは地域のリハビリ専門職から

 「さぁどうしたものか」と悩んでいるところに、地域の医療機関に所属するリハビリ専門職(理学療法士・作業療法士)の皆さんから「地域で自分たちのような職種が役に立てるような事業はありませんか?」とお声かけいただきました。正直リハビリ専門職がどういった職種かも知らず、とにかく何かしようとモデル事業や視察を重ねました。

 モデル事業を通じてわかったことは、関節痛に悩む高齢者が本当に多く、その改善策もわからず悪化してしまっている方も多いことです。リハビリ専門職は、まさにそのような高齢者にアドバイスできる職種で、地域の要求にかなった存在であるということです。

 「地域の皆さんが自主的に集まり、継続したフレイル予防活動ができる環境が身近な場所(集会所等)にあり、その活動をリハビリ専門職がバックアップする!」平成27年4月に今後の方向性が決まりました。現在、総合事業班では理学療法士が常駐しています。

ご当地体操「紀の川歩(てくてく)体操」誕生!!

いざ始めようと思ったのですが、さまざまな壁が…

第1の壁 身近な集会所で週1回

ひざ痛や腰痛を抱える方も多く、また、車にも乗ることのできない方も体操活動ができる環境を作っていかなければなりません。当然効果を上げようと思えば、最低週1回の活動が必要であると考えました。

第2の壁 自分たちで体操ができなければならない

指導者が要るような体操であれば、広く普及していくことが難しいですし、指導者が休んだ場合活動できないことにもなってしまう。気軽に体操のできる環境整備が必要であると考えました。

第3の壁 心身の状況は変化する。

年齢を重ねるにつれ、痛みや気力、体力が落ちてくる実感はありませんか?日々増減する痛みの度合いや場所。関心や対処法を知らずに生活を送っていると取り返しのつかない事態となってしまうこともあります。定期的なリハビリ専門職の介入が必要であると考えました。

集会所実施を想定したご当地体操「紀の川歩(てくてく)体操」誕生!

以上のことから、市民の皆さんが週1回最寄りの集会所に集まって運動をすることの重要性を周知するイベントの充実、気軽にできる体操DVDの作成。定期的なリハビリ専門職の派遣など、介護予防・日常生活支援総合事業(介護保険制度)の中で地域の皆さんをバックアップする事業「地域リハビリテーション活動支援事業」をつくりました。

「てくてく」の充実!

 平成28年9月から本格周知を始めたてくてく体操。あれよあれよという間に5ヵ所が地域の皆さんによって立ち上がりました。当初は各地域へ伺い、てくてく活動の重要性を伝えなければと思っていましたが、この後も口コミでどんどん立ち上がり、平成31年3月時点で、74ヵ所、約1,300人が毎週実践しています。「運動しなければならない」という地域ニーズがあったのだと思います。3年後には、てくてく100ヵ所!!を目指してきっかけづくりをしていきます。

てくてく実施風景

てくてくを始めたい!

 まずは、高齢介護課総合事業班にご相談ください。地域の実情に応じて実施のサポートをさせていただきます。

 

 

このページに関するお問合せ先
紀の川市 高齢介護課 TEL 0736-77-2511
最終更新日:20221115

高齢者福祉班

介護保険班

地域包括支援センター「愛の手」

在宅医療サポートセンター

総合事業班

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